蚊の無駄にでかいやつであるガガンボ
(イラストは本文と関係ありません)

2004年2月分
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第3週

2004/2/15(日)
 俺は充実している。今日はヒマなので秩父宮へマイクロソフトカップ第2日「東芝府中×三洋電機」を見に行こうと思っていた。行こうと思ってたがJスポーツで生中継があるのでテレビでいいかなぁとも思っていた。

 12時過ぎ、仕度をしてマンション前のバス停へ行ったら、何か「歩く会」みたいな人が15人くらい並んでる。即めげた。最近、下町の俺んち界隈は江戸史跡めぐりか何か知らんが「歩く会」がぞろぞろ歩いてて面倒だ。

 ラグビーはテレビ観戦に切り替えたんだけど、オンエア開始前、ボンヤリ新聞読んでて、突然、当HPの新企画がひらめく。皆さん、忍者ひとり雇いませんか? 「2千円プラス必要経費」くらいで。俺、例えば養老孟司さんは尊敬してるけど、今さら『バカの壁』(新潮社)とか読みたくないんだよね。あと六本木ヒルズとか、機会があったらのぞいてみるけど、わざわざ行きたくないの。

 目となり耳となる「忍者」ひとり雇って、「どういうもんだか見て来い、そんでレポートしろ」って感じなんすよ。そしたら、ひょっとして読んでみたり、行ってみる気になるかもしれないし、「あぁ、なるほど」で終わるかもしれない。

 実は格好の人材がいて、「近鉄応援団」&「放送作家」の礒部雅裕なんすよ。だって、あいつ元々忍者だから。ちょっと電話して「君、あらためてプロの忍者になる気はあるか、2千円くらいで?」とオファーを出したら「やります」だって。HPにアクセスしてきた一般客がクライアントになって、職業として忍者を成り立たせる。
言っとくけど礒部君、ブライアントじゃないぞ、間違えるな。

 当HPは色んな人にボランティアで原稿書いたり、イラスト描いたり、管理してもらってて、他の人にはホント悪いんだけど、「プロ忍者」ってコンセプトが笑うので今回は例外的にクライアントから直接金銭が渡る、有償企画としたい。みんなあるでしょ、忍者に調べてもらいたいこと。「桜木町は今、どうなってんだ?」とか「熊谷ラグビー場ってどうなんだ寒いのか?」とか。「みのもんたに言われて身体に良い食品を買う、スーパーの最初の客はどんなだ?」とか。

 「2千円プラス経費」の範囲で礒部が調べるよ。ひょっとすると売れないライターが食えるようになるかも。忍者のひとりくらいHPで飼ってみたいじゃない。あぁ、楽しい。最初のクライアントは俺がなろう。ラルフって呼んでくれ。背番号は16だ。

 なんて盛り上がってたら朗報が飛び込んで来る。アイスホッケー全日本選手権でBucksが又、「魂のホッケー」見せたらしい。6人攻撃で3ピリ追いついて、延長戦、4人対3人のキルプレー2回しのいで王子製紙に勝ったってさ。3位確定。いや、今日は見に行ってないのはこと自体は残念だけど、後悔はない。全日本選手権のパンフレット読んでみなよ、呆れたことに俺の書いた通りだぜ。マジでロックバンドだ、「やられっぱなしじゃやってられねぇ、一発なぐり返そう」って精神の跳躍!



2004/2/16(月)
 原稿書きの一日。録画して見てなかった『ゴロヴリョフ家の人々』(原作/サルティコフ・シチェドリン、脚本・演出/永井愛、NHK教育)新国立劇場の「赤毛もの」。加藤治子とすまけいの存在感が素晴らしい。劇中、「死にたいっていうのは生きたいっていうことだ」という内容の台詞があるんだけど、しばらくそのことについて考えた。



2004/2/17(火)
 13時、汐留、電通・本間靖之氏とランチ・ミーティング。新しい電通ビルは初めて行ったけど『ブレード・ランナー』のタイレル・コーポレーションみたいだった。僕は友人知人が沢山いる上で言うけれど、広告代理店みたいなものにあんまり良い印象を持っていない。

 いや、特に電通みたいなところは僕の一番見えにくい世界だ。NO.1というもの。大手。名門。『早稲田ラグビー再生プロジェクト』を読んで、あぁ、名門ってとこのケンカのしかたはそういうもんかと学んだくらいの話。早稲田も巨人も電通も、いや、そういうのはいっぱいあるが、大して関心もなかったし、僕のリアリティは別のところにあった。

 タイレル・コーポレーションやってデカく見せる必要が、おそらくNO.1にはあるのだろう。本間さんっていうよく見知った人を通して仰ぎ見ると、それは人の遠近感を狂わせかねないくらい巨大なものだ。あそこにフラッと入ったら自分までデカくなったような錯覚に陥りかねない。電通ビルの上層階にお店が入ってんだけど、店員さんが気が大きくなってて、うわぁ、今の時代珍しいなぁと感心した。                                           

 本間さんと相談して「本間島」のやり方を変えることにする。オレ、道場主になって本間さんに読んで欲しい本を指定するよ。最初は『早稲田ラグビー再生プロジェクト』(松瀬学・著、新潮社)。実際のすすめ方はEメール対談みたいなものになるのかなぁ。本間さんと真剣勝負。

 夕方、原付でそのまま南伸坊さんのオフィスへ。最近考えたことを何となく聞いていただく。南さん御夫妻は本当に大恩人っていうかすんばらしい人だ。晩ゴハンまで御一緒させてただく。最高に楽しかった。



2004/2/18(水)
 19時20分、埼玉スタジアム、W杯アジア1次予選・日本×オマーン。W杯が始まった。これから長いアジア予選を戦う。やっぱり親善試合とは風景が一変する。観客数、道路の渋滞、ビリビリ来る緊張感、マジ楽しいと思う。北越谷からのバスが想像以上に時間がかかって、晩メシ抜きの観戦だったが、全然気にならない。

 オマーン代表はタフな相手だった。基本はカウンター狙いだが、案外攻めて来る局面も。日本代表は国外組、国内組共にコンディション難に見えたが、さすがに気持ちが入ってた。三都主はこれまで見たなかで一番良かった。

 だけど何といってもズバ抜けているのは中田英寿だ。個人的にはもっと前目でプレーして欲しかったが、本当に運動量、統率力がケタ違い。本来の調子とは程遠いのだろうが、先週見たチームと別のチームに変えてしまった。チーム自体の課題は依然残るけれど、僕は「牛丼屋の客」(今週号の『サッカーマガジン』参照されたし)になれた。



2004/2/19(木)
 歯医者の帰り、思いついて原付で野間マークへ寄る。忙しそうだったけど、相手してもらってドラ焼きをごちそうになるうち、ちょっと面白いアイデアを思いつく。がんばれ、野間マーク、オレがついてるぞ!



2004/2/20(金)
 10時半、羽田空港JALカウンター、『スポルティーバ』・池沢憲治氏と待ち合わせ。11時05分発JAL905便にて沖縄へ。機中、『新!おきなわキーワード』(はぁぷう団・著、有限会社ボーダーインク・刊)。

 レンタカーを借りて一路、名護市へ。文化放送時代から何となく続けているファイターズの名護キャンプ取材、今年は『スポルティーバ』誌のオファーをいただいて実現の運びとなった。今日は名護入りが遅くなるから、個人練習組くらいしかグラウンドに残ってないだろうと思ったら、サブグラウンドでTVの「ストラックアウト」の撮影に出くわす。

 球団職員の山口健吾氏、浅田弘司氏にお願いして、18時半、ファンクラブ主催のキャンプツアー夕食会を見学。恒例のトークショーには岩本勉、金村曉、立石尚行の3投手が参加していた。大サービスのガンちゃんを見ながらちょっと目頭が熱くなる。岩本は一般にはどう見えるか知らないが、実に繊細な男だ。「エースナンバーを背負った男」の苦労はハタにはわからない。

 20時過ぎ、ステーキハウス朝日、初めて森本稀哲選手を呼び出して話を聞く。俺、絵理花にあんだけ顔出していながら、ビビリなのでまともに話したことがなかった。僕から見ると稀哲は「足りないものは何もない、あとはハラをくくるだけ」という選手だ。ひと勝負して欲しい。そう伝える。



2004/2/21(土)
 13時、名護市営球場、北海道日本ハム×LGツインズ。全然下調べしていかなかったが、韓国野球のパワー軍団と練習試合が組まれていた。詳しくは『スポルティーバ』に書く。10対11×。サヨナラのホームを森本稀哲の俊足が踏む。



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