蚊の無駄にでかいやつであるガガンボ
(イラストは本文と関係ありません)


2002年08月分
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第4週

2002/8/18(日)
 13時半、東京ドーム、日本ハム×千葉ロッテ。お盆休みウィークの最後を飾るホームゲーム。最近は親会社の牛肉偽装疑惑関連で、夕刊紙を中心に「札幌移転中止/球団身売り」報道まで飛び出している。この日、小嶋武士球団社長が大社義規会長の球団オーナー職辞任を会見で否定しているが、長年、ファンを続けてきた者として勝手を言わせてもらうなら、オーナー職だけは大社さんから奪わないでやって欲しい。

 大社義規オーナーこそ東映→日拓と身売りの危機にあった球団を救ってくれた恩人である。親会社もシェアNo.1を獲得する上でメリットがあったかも知れないが、球団もおかげで20何年、安定経営を続けて来られた。ホントに野球が好きな人なんだよ。本社の経営を息子さんにゆずって、会長職におさまった後も、球団オーナー職だけは誰にもゆずらなかった。長年のファンは、皆、あの人の胴上げが見たいんだよ。

 試合は奈良原の逆転タイムリーに続いて、田中幸雄&クローマーのソロ2発で中押し、Fsのペースで進んだ。先発・隼人は得意の曲球でM打線を寄せつけない。面白いようにここ一番という場面でバッターがポップフライを打ち上げる。4対1で9回2死までこぎつけ、初の完封勝利は目前であった。そこから3連打を喰らってKOである。
ランナー背負って芝草が出てきたんだけど、おっかなかったなぁ。Fsは往年の金石クラスの抑えがいるだけでもっと勝ち星稼げると思う。でも、まぁ、芝草が開き直って力投、4対3で薄氷の勝利。



2002/8/19(月)
 10時半、墨田区・同愛記念病院、血液検査の結果を受けとる。事前に担当医のS先生が言ってた通り、何もわかりませんでした。

 21時半入り、TBSラジオ『アクセス』。スペシャルウィークのゲストはフローラン・ダバディ。『WCJ』以来、久し振りのダバディ、テーマ設定がサッカー話じゃなかったのでインテリ青年としての素顔がクローズアップされた。ロジック好きだから小島アナと気が合うんじゃないかと想像していたが、かなり気に入った様子。帰りのエレベータで「彼女、独身ですか?」とスタッフに質問したらしい。残念でした、小島さん既婚です。

 ひょっとして『WCJ』見てた人がトルシエジャパンの裏話をかなり期待して聞いてたんじゃないかと思うが、僕が進行する番組じゃないので、オンエア上は二、三、揺さぶりをかけた程度。但し、番組後は中村ディレクターと色々質問したよ。たっぷり1時間はサッカー話が聞けた。



2002/8/20(火)
 原稿書きの一日。昨日から放映がはじまった『スティーブン・キングのシャイニング』(NHK-BS2)第1話第2話を続けて見る。キューブリックの映画も怖かったが、キング自ら脚本を手がけたTVシリーズ版も相当。映画でジャック・ニコルソンが演じた父親ジャック役をスティーブン・ウェーバーが好演している。声優を『ER』、グリーン先生の井上倫宏が担当しているせいもあって、何というか線の細い、神経質な感じが絶妙である。この夏、キングのミニドラマシリーズを4本見たけど、文句なく『シャイニング』がダントツに怖い。ミック・ギャリス演出、米・レイクサイドプロダクション制作。



2002/8/21(水)
 原稿書きの一日。『スティーブン・キングのシャイニング』最終回。いやー、見応えがあった。NHK-BS2のキング特集は明日、明後日と映画なので事実上の終了。『スタンド・バイ・ミー』『痩せゆく男』ってファンなら見ちゃってるよ。もっとTVドラマのミニシリーズが見たい。この形式ってアメリカでは多いんだけど、何で日本じゃ流行らないんだろう。2夜連続、3夜連続って楽しいのに。ビジネスとして考えても、大作っぽくて話題になるし、ビデオ発売のとき売りやすいんじゃないの。



2002/8/22(木)
 14時、江東運転免許試験場、普免の更新手続。信じられないことに今度の書き替えはゴールド免許である。あんなに毎日クルマに乗っててゴールド免許とは、我ながら納得がいかない。まぁ、スカパーやTBSが駐車場を用意してくれたことと、スピードの出ないクルマに乗ってるおかげか。講習わずか30分。あと、今年の7月から制度が変わって誕生日の1ヶ月後まで更新期間が延長された。お盆生まれの人間も涼しくなってから行けばOKなんである。色んな意味で快適でした。

 16時、日本橋、丸善4階・理文路、『オレンジページ』編集部、藪下育子氏、安齋尚子氏と打ち合わせ。担当編集の藪下さんが退職されることになり、引き継ぎの顔合わせ。『オレンジページ』は銀座から江戸川橋へ引っ越しの真最中とのこと。丸善では社会思想社の倒産を受けて「サヨナラ現代教養文庫」フェアが開かれていた。
『仮面/ヨーロッパの祭りと年中行事』(遠藤紀勝・著、現代教養文庫)を購入。



2002/8/23(金)
 15時半、渋谷、アミューズピクチャーズ・スクリーニングルーム、『テキサス・レンジャース(TEXAS RANGERS)』試写会。タイトルだけ聞くと野球映画かと思うが、これは西部劇。つまり「レンジャース」の本来の意味だ。1870年代のテキサスで活躍した「北アメリカにおける最古の州法執行組織」(パンフレットより)というか治安警察部隊。『ロイ・ビーン』で西部劇は完全に終わったと思っていたが、この映画は英雄譚ではなく「無法の地、テキサスでアメリカの正義(ワールドスタンダード)を全うしようとした青年群像」を描く視点。主役はTVドラマ『ドーソンズ・クリーク』のジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク。これという山場もなく淡々と物語が進行するんだけど、2001年のアメリカ映画らしく「アメリカの正義」そのものには疑問がさし挟まれない。テキサスってよその領土だったんじゃないの。スティーブ・マイナー監督作品。



2002/8/24(土)
 10時半フェースオフ、東大和スケートセンター、『アイススレッジホッケー東京大会2002』、東京アイスバーンズ×長野サンダーバーズ。ソルトレーク・パラリンピックでカナダを破る大金星を挙げた日本スレッジホッケー界、最終的には5位という成績に終わったが、メダルが見える位置に来た。まぁ、「見える位置」と実際のメダルの間には、まだ相当の距離があるのだろうが、まず第一歩、強化の基礎を作るのはクラブ戦である。これは「W杯とJリーグの関係」と変わらない。

 東京アイスバーンズが最強軍団・長野サンダーバーズを迎えての一戦であった。遠藤隆行(#20)、三澤英司(#10)らソルトレーク組の充実ぶりはどうか。特にソルトレークでブレイクした格好の遠藤が久し振りに見たかった。それから代表とは程遠い男だけど、友人の岩崎康高(#90)のひょうひょうとした姿も見ておきたい。
早起きして東大和へ到着して、入口受付で驚いたのは入場券と一緒に東京アイスバーンズのピンバッジをくれたこと。入場無料だよ。ちょっとサービス良すぎじゃないのか。

 だけど次の瞬間、僕はもっと驚くことになる。通路でプロテクターをつけた樋口敦を見かけたんである。樋口さんはずっとマネージャー役で東京アイスバーンズの為に奔走してきた人。「?」という感じで、あいさつをして、パンフレットを見たらGK登録になっていた。出るんかい。大丈夫なんかい。どうも春くらいからプレーヤーに転向して、練習を積んで、今日がデビュー戦らしい。長野は主力選手が欠場していて、今日は東京アイスバーンズにとって初勝利のチャンスなんである。但し、ゴールは樋口(#87)が守る。そこが凄く心配だ。

 試合開始。第1ピリオド、2:39、いきなり遠藤(#20)の先制ゴール。6:54にはパワープレーから安中(#69)のゴールが生まれ、アイスバーンズ、実に幸先がいい。1ピリからいきなり攻撃的に行ったことが評価できる。10分過ぎて少し動きが落ちたところで2点返されるが、13:13、又も遠藤が勝ち越しゴール。この得点は三澤と岩崎のダブルアシストで、やったぜ、岩崎にアシストポイントがついた。

 14:45、高橋(#18)がゴールを決めて、1ピリは4対2で終了。高橋は2アシスト、1ゴールの活躍。アイスバーンズの積極性が実る。GK樋口は反応の点でちょっと怖かったが(特に1点目、長野・吉川の、ミドルレンジからのループシュート)、まずまず無難にやっている。ところが2ピリはじまったら、やっぱり運動量がもたないんだね、4対4の同点にされた。GK樋口が自分のなかの不安と戦っている。失点内容はカウンターから1対1の局面になったやつと、ゴール前でもつれてのものだから、そう悪くないと思うが、デビュー戦というのは不安なものだ。日光アイスバックスの春名真仁が常々言っているが、GKに一番必要なのはセルフコントロールなんである。ここで恐怖に負けて決壊するか、向き合った恐怖をなだめすかすのか。

 3ピリはアイスバーンズに動きが戻った。GK樋口はDF陣に「とにかく当たってくれ、当たってくれたら絶対に得点は許さない」とゲキを飛ばしたらしい。5分すぎ、ここまで素晴らしい動きでゲームを組み立ててきた遠藤(#20)がチャージングで2分間のマイナーペナルティをとられる。この時がやばかった。先に失点したら、GK樋口の熱さが空廻りしそうな予感があった。正念場だ。そうしたら安中(#69)がショートハンド・ゴールを決めたんだよ。流れが一気にこちらへ傾き、7:43、三澤の追加点。6対4で長野戦初勝利である。終了のブザーの瞬間、ホッとしたGK樋口が氷面にぶっ倒れたのが印象に残る。



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