蚊の無駄にでかいやつであるガガンボ
(イラストは本文と関係ありません)


2001年07月分
第1週 7/1 7/2 7/3 7/4 7/5 7/6 7/7


2001年6月 第5週分はこちら!


第1週

2001/7/1(日)
 昨日、ごくうから鹿児島県加世田市の「じてんしゃや・ポンテ」さんから送っていただいた「えのきどいちりんしゃ」を受けとったので、今日はうちの奥さんと一輪車の練習。「田中式一輪車上達法」というサイトを見つけて勉強する。一輪車はすんごいカッコいいやつで、赤のボディに「心配御無用」とプリントしてある。あれは元ネタがNHK大河ドラマ『秀吉』の竹中直人さんだから「竹中一輪車」としても成立するな。あとテレビ観戦のキリンカップ、日本×パラグアイ、2対0で勝ってしまったのでびっくりする。いや、移動疲れとか色々あるかも知れないけど相当強いチームだよ、今回のパラグアイは。


「えのきどいちりんしゃ」、カッコイイ!



2001/7/2(月)
 18時15分プレイボール、東京ドーム、日本ハム×オリックス。本拠地初先発の中村隼人(#35)が頑張ったんだけど、味方の援護がなく、3対6で敗れる。今夜の『スポルト!』(フジ)で金村義明氏が「黒星はついたけど、今年の新人王イチ押し」と評してくれたのが、しょんぼりしている俺の唯一の心の置き場所。そうだよなあ、こうなったら中村に新人王でもとってもらうしか盛り上がれるもんがないす。

 完勝したBWも逆イチロー効果で、順位はいいのにレフトスタンドの客が少ない。今日、思ったんだけど、例のイチローコール、現在では葛城育郎(BW、#3)サブロー(M、#2)の打席のとき、何かパロディみたいな形で保存芸能化されているようなんだけど、いっそ、

 せーの「ビィティエロー!」
 せーの「ビィティエロー!」

 と、そこまで確信犯的な急進化をはかったらどうだろう。物凄いインパクトあるよ、俺、レフトスタンド出向いて参加してもいい。



2001/7/3(火)
 16時半、東京ドームホテル・コーヒーラウンジ、ラジオ関西・梅本正志氏、南日本放送・上村隆一郎氏、山梨放送・大久保彰子氏と打ち合わせ。来月、全国の民放ラジオ局34社の交流ネットワーク「火曜会」第35回研修会にて、僕の考えるラジオの可能性についてお話しする予定。

 18時15分プレイボール、東京ドーム、日本ハム×オリックス。予告先発がサンダース×ヤーナルと地味だったことも手伝って、今日の東京ドームは昨日より閑散としていた。このカードで数年前、大入り袋が出たのが信じられない。スーパースター・イチローは今日、3百万票を超える圧倒的支持で米オールスターにトップ当選。日本からの票が60万程度だというから、これは完璧なトップ当選だ。

 去年、ガラガラの東京ドームでそのイチローを見たっけなあと思う。仮に、来年、彼がBwに復帰したとして、又、何年間かは東京ドームで大入り袋が出たりするんだろう。世間の人はホントに自分ってものがない。肝心のゲームは6回終わって8対8の大混戦、どう転がるのか見当もつかない大味な展開だったが、7回裏、韓国No.1左腕ク・デソン(Bw、#18)からオバンドーが満塁ホームラン! どわっはっはっはっは、やったぜやったぜ! 最終回、又、ミラバルの小僧が出てきてホームラン喰らったりしたけど、7回8回を気迫の投球で締めた佐々木貴賀(#45)がプロ初勝利。13対9。いや、今年は中村隼人と佐々木が出てきてくれたのが最高。御機嫌で大江戸線に乗って帰る。

 附記1、2番手で登板してポンスカ打たれた芝草宇宙(#29)は何と愛犬が行方不明という、プロ生活はじまって以来の危機に直面している。落ち着いたマウンドを務めてもらう為にも何か情報があったらFsの公式HPへすぐメールを送ろう。どんな犬かは俺は知らない。

 附記2、ミラバルの小僧、佐々木のプロ初勝利のウイニングボールだってのにスタンドへ投げ入れちめえやんの。まったくしょうがねえ小僧だ。ゲットした人は即座に佐々木へ返してあげよう。そのボールは将来のエースが初めて勝った記念の品で、佐々木本人か香川県の御両親が持っているべきものだ。



2001/7/4(水)
 19時入り、スカパー青海放送センター、日テレのキリン杯生中継・日本×ユーゴスラビアを皆で見て、21時半から『ワールドカップ・ウィークリージャーナル』生放送。さすがに今日の内容は地上波が逆立ちしてもできない荒技だろう。何しろ開口一番、「日テレ見てたよね、どうよ、ユーゴ戦」とゲリラ戦仕掛けてんだから。ゲストはマシンガン実況、八塚浩さん。当然、キリン杯自体(廣山使えよ、トルシエ!)もそうだけど、日本テレビのスポーツプログラムに対する放送批評的な構造を意識的に作っていく。

 僕が前から考えているのは「実況アナ」と「解説者」の関係性の問題である。関連した話を今週発売の『週刊ベースボール』(7・16号)に書いたので出来たらそちらも御覧いただきたいが、まあ、簡単にいうと「サッカーの素人で色んなことがわからない実況アナ」が「サッカーの玄人で何でも知ってる解説者」に、いちいちお伺いをたてるという図式、この図式を雑談芸として極端に遵守しようとしているのが日本テレビなんである。いや、野球も同じ。僕が首をひねるのは「実況アナ」の「色んなことがわからない」という、そのわからなさの設定が、あまりにも低いレベルに設定されてて、それはカマトトなんじゃないかとかバカなんじゃないかと思ってしまうところ。まあ、試合によっては単にアナウンサーの程度が悪いときもあるだろうが(つまり、バカのふりをしてるんじゃなくて本当にバカのケース)、おそらく、これは想定している視聴者のイメージに関わってくる事柄だ。僕の見たところ、東京キー局のスポーツ実況で一番、視聴者の競技理解度&知的水準を低く算定しているのが日本テレビ。

 僕はそろそろ「何もわからない素人:実況アナ」、「玄人:解説者」の図式を壊しにかかってもいいんじゃないかという考えで、いや、インターネット環境を考えるとリーガ・エスパニョーラの選手のゴシップとか、メジャーリーグの豆知識とか、素人の方が詳しいことがいくらでもある。スカパーのセリエA解説陣を見渡すと、例えば後藤健生氏とか粕谷秀樹氏とか、選手OBじゃなくて活字畑の人が大勢いるんだけど、活字畑の評論家は「素人」か「玄人」かという問題である。日テレ的な尺度(「素人=未経験者」「玄人=経験者・プロOB」)だと後藤さんや粕谷さんは「素人」に分類されるだろう。おそらく扱いは「ゲストコメンテーター」。話がまどろっこしくなったのでまとめていくと、つまり日テレ的なスポーツ観とは「経験主義」に基づいていて、「経験してない素人」は永遠に「かつて経験した玄人」におそるおそるお伺いをたて続けなければならない。



2001/7/5(木)
 原稿書きの一日。朝日朝刊トップは「伊能図最終本」大図の模写がアメリカ、ワシントンの議会図書館でほぼすべて発見されたというもの。全部並べると「1200平方メートルに及ぶ見込み」(朝日)ということだけど、これは是非見たいなあ。井上ひさしさんの『四千万歩の男』に登場する東北・北海道もごっそり出てきた。



2001/7/6(金)
 原稿書きの一日。物書き商売は世間の人と逆で、忙しければ忙しいほど家から出られなくなる。まあ、パーフェクトに家に貼りついてなくてもパキパキ切り替えられれば、気分転換に外出してもよさそうなもんだが、長年の経験で筆が進まないとき、気分がのらないときも家で冷蔵庫開けたり、CATVのニュース見たり、メール確認したり、プレステやったり、そういうダメ人間状態で粘ってた方が結果が出ることがわかってる。どうもダメ人間のときエンジンのアイドリングをしてるらしいのだ。

 で、妙に新聞読んだりする。夕方になると夕刊来るのが待ち遠しかったりする。今日は昼過ぎ、日刊スポーツを読んで、そうか中田やっぱりパルマか、パルマ行きてぇー、生ハム食いてぇー、と思った後、朝日朝刊の隅に株式会社WOWOWの「お知らせ」を発見する。


 「南米サッカー連盟は、7月11日から開催予定の『コパ・アメリカ』コロンビア大会を来年に延期することを決定しました。弊社はこの決定に従い、7月に予定していた『コパ・アメリカ2001 サッカー南米選手権』の放送を断念することといたしました。視聴者の皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、なにとぞご了承くださいますようお願い申し上げます。
   平成13年7月6日 株式会社WOWOW」


 そうしたら夕刊が届いて「南米選手権は予定通り開催」(ブエノスアイレス5日=上嶋紀雄記者)だって。ベタ記事なので全文引用すると、


 「コロンビアで開かれるサッカーの南米選手権(コパ・アメリカ)が、当初の予定通り今日11日から開催されることになった。治安悪化を理由に来年への開催延期で一度は決着していた。南米サッカー連盟のニコラス・レオス会長が明らかにした」(朝日夕刊3面)


 これには笑ったなあ。そうなるとやるのかやらないのかWOWOW。編成とかエライ人があわてて会議開いてるのが目に浮かぶ。カスタマーセンターには問い合わせが殺到だろう。何かスカパーで小耳にはさんだ話によると、コロンビアは選挙が予定されててコパ・アメリカ開催しないわけにいかないらしいんだよ。いや、サッカー大会中止になると皆、怒っちゃって選挙に負けるって大変な話だけど、それが南米だからなあ。明日の朝刊も楽しみだ。たぶん配達の時間、起きてるしさ。



2001/7/7(土)
 19時キックオフ、国立競技場、J1第13節・柏×浦和。コンフェデ韓国取材から1ヶ月、ようやく黄色いユニホームのホン・ミョンボ(柏#20)を見に行く機会に恵まれた。今日は横浜国際でジュビロが優勝を決めようかという大一番を迎えているが、韓国代表トリオと、それから小野(浦和#8)が見たかったので迷わず大江戸線に乗る。小野はオランダリーグ(エール・ディビジ)のフェイエノールト移籍がほぼ決まっており、もうじきロッテルダム行かないとプレイが見られなくなる。

 噂通り浦和のサポーターはもんのすごくて、ちょっと度肝を抜かれる想い。いやもう、圧倒的動員といい、完全に出来上がってるなあと感じる。安齋肇さんとか、スカパーの金子くんとか、あと『NAVI』の担当編集者サトーさんとか、僕のまわりはレッズサポーターが本当に多い。まあ、来週、駒場へ行ってみましょう。

 試合は後半6分、1対1同点の場面での加藤(柏、#11)投入がカギになった。1アシスト、1ゴールと理想的な働きでゲームの流れを変える。サイド攻撃の、意思統一が見られた柏に対し、浦和は随所に面白いアイデアはあるものの、まとまりなく見えた。小野は本当に閃きのある選手だ。エール・ディビジには彼のようなプレーヤーが少ないので本当に楽しみである。逆に身体のでかいオランダで経験を積むことで、場をつくってく力強さを身につける期待もある。3対2、柏が接戦をものにする。磐田は横浜を2対1で下し、第1ステージの優勝を決める。




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