蚊の無駄にでかいやつであるガガンボ
(イラストは本文と関係ありません)
| 2001年02月分 | |||||||
| 第1週 | 2/1 | 2/2 | 2/3 | ||||
第1週
| 2001/2/1(木) |
| 原稿書きの途中でコーヒーが飲みたくなり、台所でお湯をわかしてる間、テレビをつけたらビル・マーレーの映画をやってて結局、最後まで見てしまう。NHK・BS2の『恋はデジャブ』(監督ハロルド・ライミス)。 最初の方は見てないので何でそういうことになったのかわからないんだけど(たぶんストリー上も説明されてないだろう)、ビル・マーレー演じる天気予報士が、ロケ先の田舎町で2月2日という一日に固定されてしまうんである。起きても起きても同じ2月2日、目覚ましタイマーのラジオは同じ曲をかけるし、レストランでは同じタイミングで店員が皿を割る。北村薫の時間ものみたいな設定。他人が皆、同じ出来事をリピートしていく。大金を盗んだり(失敗してもフリダシからやり直せる)、相手の情報を仕入れといてナンパに役立てたり、悲観して自殺したりするが、朝起きると又、同じ2月2日、彼ひとりがループのなかを生きている。 途中からラブロマンスになって、主人公が誠実に今を生き、自己を高めようとしたら突然2月3日が来るというエンディングが疑問だけど、ディテールは面白かった。 ところで、何故、この映画のオンエア明日(2月2日)にしないのかNHK。 |
| 2001/2/2(金) |
| 今日付朝日朝刊に「日光バックスNPOも検討」の記事。昨日、宇都宮市内で行われた栃木アイスホッケー連盟、第一回小委員会で、NPO(非営利組織)法人も視野に入れたチーム存続が検討された由。これは実現したら面白い形だなあ。選手個人を考えると形態としては限りなく「プロ・ホッケー選手」であって、又、その意義は「地域スポーツ文化」を体現した存在、まあ何というか、柳家小さんが人間国宝(プロ落語家+重要無形文化財)みたいなことになる。こんな画期的なことが読売巨人軍でも大相撲でもなく、ウインタースポーツの、ひとつのローカルチームで動きだすというのがしびれるじゃないか。 日光アイスバックスは、僕が断言しよう、21世紀ドアタマのスポーツシーンで、最先端を行っている。もう辞表出しちゃったみたいだからオープンにするけど、こないだ一緒に寿司食った春名君も村井君も、それから本間さんも「もし、今、古河がもう一度、ホッケー部を持ちたい、昔の通り、もう一度やろうって話になったとしますね。それは、もう、つまんないですよ。今の方がいいです。あのままじゃずっと弱いチームだと思うんです。僕たち、近い将来、必ず優勝したいんですよ」と、スポーツマンとしては実に真っ当で、胸の熱くなる話をしていた。財政難からはじまった、ことのなりゆきだけど、彼らは不自由のなかで宝石みたいな自由を掘り出している。運命の荒波のなかで、タフに図太くなって、夢を見る資格を手に入れている。 |
| 2001/2/3(土) |
| こちらもスポーツシーンのエッジを行く日本ハム・下柳投手の「初の代理人同席による年俸調停」。注目された調停委員会(川島広守コミッショナー、小池唯夫パリーグ会長、豊蔵一セリーグ会長の三者で構成される)の調停書が「年俸1億4千万」でまとめられ、昨日、日本ハム球団、下柳投手の代理人(上杉昌隆弁護士)の両者に示されたと朝日報道(今日付朝刊)。 下柳投手側の希望額が「1億5千万」、球団提示人が現状維持の「1億3750万」であったから、'93年の高木豊(横浜)以来、二度目のアップ調停ということになる。これは昨シーズン後半、先発に転向して8勝を挙げたことが評価された形。当人はキャンプ先の名護市で会見し、「交渉のなかでは出なかった数字ですよね」「満足している。今季のオフもお願いしたい」と代理人交渉の意義をコメント。 ファーストケースの興味深さは人の反応である。日本ハム球団、小嶋社長は「調停にまでもつれ込んだのは、代理人が野球を知らないことが原因だ。今オフに代理人制が検討されるが、問題点が浮き彫りになった」、今井常務は「弁護士は1試合も野球を見ていない。野球は動いているということがわかっていない。もう少し野球を勉強して欲しい」と総括、野球ビジネスに素人が入り込む難しさを強調するトーン。 朝日はコラムで「今までとは違います。選手は身内。これまで同志的なつながり以外のことはなかった」という川島コミッショナーのコメントを紹介、球界の代理人に対する嫌悪感を指摘する。一連の経過を見て僕もそのことが強く印象に残った。又、「調停委員会に第三者委員を加えて客観的に公平な構成に改善すべきだ」(日本弁護士連合会の要望)については川島コミッショナーは拒否の姿勢を示している。 |