蚊の無駄にでかいやつであるガガンボ
(イラストは本文と関係ありません)
| 2000年11月分 | |||||||
| 第4週 | 11/19 | 11/20 | 11/21 | 11/22 | 11/23 | 11/24 | 11/25 |
第4週
| 2000/11/19(日) |
| 未明、やけにぞくぞくするなと思ったら、熱が出た。 日本を出た頃から風邪がなおりきってなかったんだけど、ゴアが温暖だったのでもう大丈夫と思っていた。一番信頼している風邪薬、エスタック・イブをのんで半日寝る。熱は一発で下がりました。 午後、奥さんはカルカッタ動物園見物に出かけ、僕はハウスキーピングを断って部屋で寝てたんだけど、メイドさんが2人組でお見舞いに来てくれた。「薬はありますか?」「エアコン切った方がいいですよ」「何か食べましたか? ダールスープをルームサービスでとりなさい」この親切に影のチェックマンも号泣。『美人女将のいる宿・インド編』、カルカッタのザ・ケニルワースに星三つ進呈。 カルカッタ動物園は「カレーのお弁当」(カレー、チャパティなどをパックしたもの)を持った家族連れで大にぎわいだったという。人気があったのは虎とインディアン・コブラの檻。呼びものだったホワイドタイガーは先頃、「リタイヤした」由。 |
| 2000/11/20(月) |
| 今日は体調も気になるし、エアコンつきのクルマをチャーターして市内観光(5時間で2千円ぐらい)。最初にフグリー川を渡って東洋一の広大さを誇る植物園(109ヘクタールに3万種の熱帯植物が植えられている)へ。これは東インド会社が1786年に建造したもので、樹齢240年という世界最大のバニアンの木(ベンガル菩提樹)が有名なんである。それを眺めていたらボロボロの格好の男の子4人組がやって来て「お金ちょーだい」「何かちょーだい」と口々に言う。そういうのはよくあることだが、この子たちは何かヘラヘラ笑っていて可愛いのだった。仲良く1ルピー(3円弱)ずつ渡してあげると全員で見比べて「うわっ、4人とも2000年のコインだ!」と大ハシャギである。「2000年!」「2000年!」「2000年!」、もう飛び上がったりして笑っている。どうもお金自体よりそっちの方が嬉しかったようだ。一緒に写真をとりました。 |

バニアンの木の4人組。
| それからウィリアム要塞、イーデン庭園、ラージバワン、ダルハウジー広場などを見て廻り、ジャイナ寺院に到着。ここは美しさではカルカッタ随一といわれるジャイナ教の寺院である。ジャイナ教というのは徹底した苦行・禁欲主義で知られる宗教。 19世紀、信仰熱心な宝石商が建立したらしい。 インドは何しろインドなのでヒンドゥの沐浴も見たし、シーク教徒がターバンの上に野球帽をかぶってるのも見たし、夜、ムスリム(イスラム教)の娘さんが黒ずくめの服で目だけ出して暗闇に立ってるのも見てギョッとしたけど、ジャイナ教とか拝火教とか、紀元前何世紀ってスケールの宗教がちゃんと生き残ってるのは感動する。 ホテルに帰ったらフロントにメッセージカード「Yash Agowoal」という人物がコールバックしてくれと電話番号が書いてある。何じゃそらと放ったらかしといたらAgowoal氏から直接電話が入った。「ミスター・エノコドですね、パソコンやEメールに興味ありませんか」「ありません」 物売りの類らしい。しかし、どうやってルームナンバーと名前を手に入れたのか。気味が悪いなと思ってたら、フロントから電話があって「ロビーにAgowoal氏がいらっしゃってます」という。「でも、その人知らないんだよ」と言うと、Agowoal氏が電話に出て、「日本の、西日本カンパニーのミスターエノコドではありませんか。私はAgowoalです…」とその場をごまかすようなことを言う。「俺はエノコドじゃないんだよ!」と怒鳴ってやった。俺がエノコドだったらこのページ、エノコドットコムだ。 Agowoalはいったんあきらめたが、又、外線でかけてきて、「ミスターエノコド、2分間だけ時間を下さい。とてもいいビジネスの話です。私は西日本カンパニーやダイショー(大商?)と取り引きしている、確かな人間です…」「ノーサンキュー! あと俺はエノコドじゃないんだよ!」と電話を叩き切る。第一、何だお前の気に入ってる西日本カンパニーって。 |
| 2000/11/21(火) |
| 地下鉄でカーリーガート駅へ。 カルカッタの守護神カーリー(シヴァ神の妻ドゥルガの化身)をまつったカーリー寺院を見物。ヒンドゥ教の聖地のひとつ(自殺した女神の身体をヴィシュヌ神が切り刻んだとき、足の小指が落ちた場所とされる)ということだが、境内、院内は参拝者が列をなし、凄まじい熱気である。毎朝、いけにえとして寄進されるヤギの首をはねることで有名。境内に置かれた生首と、皮をはいでる様子を見た。 境内を出たら店先にヤギを2、3頭連れてる人がいて、又、そのヤギがちっちゃな子ヤギなんだ。露店にはヤギの人形も並んでいて、こちらは生きたヤギを寄進できない人のエコノミーコース。寺院を離れて仏具店の通りを突っ切ったら、地下鉄の駅名にもなっているガート(沐浴場)があった。空のペットボトルが売られてたから神聖な水をくんで持ち帰るんだな。いや、水質自体を言えばめちゃ濁ってる水なんだけど。 午後は徒歩でインド博物館へ。 ここの仏像、宗教彫刻は楽しみにしていた。 このコレクションそっくり日本に企画展で持ってくるなんていったら大変でしょう。 長椅子があると座って、休み休みゆっくり見て廻る。 |

カルカッタは噂に違わず強烈だった。
| 2000/11/22(水) |
| 早朝6時15分発のジェットエアウェイズ機でカルカッタを離れムンバイへ。インド旅行の最後はシンガポールのラッフルズホテル、バンコクのオリエンタルホテル等と肩を並べるアジア有数のホテル、タージマハル・ホテルに投宿。この旅行で初めてネクタイ、ジャケット着用。 |

左がタージマハル・ホテル、右がインド門。
| 2000/11/23(木) |
| 飛行機が20時40分発なので、チェックアウトの時間を17時にしてもらって朝9時の船でエレファンタ島へ。5世紀から7世紀頃のヒンドゥー教の石窟寺院を見る。 楽しかったインド旅行もとうとうおしまい。2週間、案外短かった気がする。 |
| 2000/11/24(金) |
| NH956便で7時15分、関西空港到着。 ホテル日航関西空港の「リフレッシュクラブ」を利用して、シャワーを浴び、歯みがき、ひげそり。ついでにプールで泳ぎ、ジャグジーやサウナに入る。関空は綺麗だし、成田と比べると空いてて便利だ。12時50分発のANA144便で羽田へ。 |
| 2000/11/25(土) |
| 15時、DUO東京深川、ゴルフワゴンEを受けとる。なかなか軽快なブルーで嬉しくなる。『NAVI』編集部の意見で1600ccを選んだけど、よく廻るエンジンでベリーグッド。インパネまわりが前のゴルフと全然違う演出。実はこのクルマ、生涯に買った初めてのオートマ車である。 |

| 画家のマツモトヨーコさん(文化放送『えのきどいちろう意気揚々』では「ボンボン・セシボン談話室」のコーナーに出演)は本の表紙イラストの仕事も結構手がけていて、意外なところではベストセラーになった『巨泉』があるけれど、いただいたメールによると現在、QRアナ、水谷加奈さんのエッセイ集の表紙イラストを制作中とのこと。 |