蚊の無駄にでかいやつであるガガンボ
(イラストは本文と関係ありません)


2000年8月分
第1週 8/1 8/2 8/3 8/4 8/5


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第1週

2000/08/01(火)
 日中、うだるような暑さで全然仕事する気になれない。夕方、台東区立石浜図書館、『風水先生「四門の謎」を解く』(荒俣宏・著、世界文化社)、『「小さき社」の列島史』(牛山佳幸・著、平凡社)。その足で台東リバーサイドスポーツセンター。18時半からの「夜間プール」は小学生がいないので快適である。料金も1時間300円。いやー、最高最高。今年、初プールだ。

 図書館→区営プールと絵に描いたような夏休みコース、続いては売店のおでんが食べたいところだが、ヤキソバとかもいいなと思って近所のお好み焼「みち」へ行く。「みち」は高砂部屋御用達の店で、闘牙や梅の里に出くわしたことがある。「水戸泉、大変だったね」なんて言いながらヤキソバ、しょうが天、それからお店のスペシャルメニュー「みち」天を食べる。
 おなかいっぱいで帰宅、日記をつけて夏休みコース完成。



2000/08/02(水)
 

来たる8月4日(金)、古河電工日光事業所内和楽池畔にて行われる、吉例「和楽踊」(主催・商工清栄会)にて配布される日光アイスバックスうちわ。試合日程も入ってて大変便利。もしかすると冬も手離せないうちわ、という新機軸か。



2000/08/03(木)
 15時、台東区小島のやるMAN床屋へ。
 今日は散髪してもらってる間に世相を考える。
 隣の椅子に初老の男性が座って、僕がヒゲ当たってもらってる間、マスターのムーミン佐藤さんが頭を刈り込んでたんだけど、2人がEメールの話をずっとしてるんだ。男性は昭和7年生まれっていってたと思うけど、こないだ息子のパソコンでメールを出してみたらしい。ムーミンさんもこのところダイナブックにハマッている。

 下町の床屋さんと初老の客が2000年、夏、メールを交換する約束をしていた。何というか現代の『浮世床』だなあ。台東区はうっかりすると江戸から連続する時の流れをしょっちゅう感じるような土地なんだけど、こういう光景は面白いと思う。僕も帰り際「メールくださいね」というあいさつでムーミンさんから見送られた。

 TVのニュースでアメリカの大統領予備選か何かの、党大会中継のメインブースがNBC等のネットワークでも、CNNでもなくて、初めてAOLになったというのを見る。80年代のCNN以上のインパクトでAOLのネットによる選挙報道が台頭している。

 夜、千葉すず敗訴(部分勝訴?)のニュースを眺めながらムーミンさんにメールを打つ。タイトルは『今日はありがとうございました』。書きだしは「おかげでさっぱりしました」。



2000/08/04(木)
 夏場にオペラが見られるとは思わなかった。 
 18時半開演、二期会公演『真夏の夜の夢』(Bunkamuraオーチャードホール)。8月公演は二期会としても稀である由。どうも新国立劇場『罪と罰』以来、二期会の招待リストに名前を加えていただいたようでウルトラ有難いことなんである。今回の公演も指折り楽しみにしていた。

 B・ブリテン作曲のオペラ版『真夏の夜の夢』は初めて見る。話には聞いていたが、これは傑作じゃないでしょうか。巨匠・若杉弘が東京フィルハーモニー室内管弦楽団から最初の奇妙で美しい弦の音を引き出したと同時に、何とも妖しいムードが舞台を包み込む。僕は芝居は原語上演も日本語上演も見たことあるけど、オペラ版の方が好きかも知れない。あ、ちなみに演出は加藤直、美術はレギーナ・エッシェンベルグ、本邦初演の原語上演である。

 森麻季のタイタニアが素晴らしかった。僕はこの話、媚薬のせいでロバ男に恋をしてしまう、妖精の王女タイタニアの色香が一番の見どころと思っているので森麻季のソプラノに大満足。ロバ男に恋するって普通、コメディなんだけど、そこに凄艶なものがあるからいいんだよな。

 しかし、シェイクスピアもロバ男×タイタニアで獣姦、妖精王オベロンの少年愛、ライサンダー、ハーミア、ディミトリウス、ヘレナの4人組で3P、スワップと、えらい暗示に富んだ芝居こしらえたもんだ。しかも、何か貴族の結婚祝いの為に書いた芝居らしいよ。

 『真夏の夜の夢』って本当は夏至の日、「聖ヨハネ祭」(6月24日)の前夜ってことなんだね。6月24日がミッドサマー・デイ、その前夜のことをミッドサマー・ナイトって言うんだって。原題は『A Midsummer Night's Dream』。まあ、和訳のとき「真夏」としたおかげで、別の、フェロモン的妖しさのイメージが付加されたし、8月にオペラを見ることもできたってことだろう。



2000/08/05(土)
 北区滝野川の盆踊り(友人がいて毎年、ちょうちんを出している)に呼ばれていたが、NAVIの原稿上がらず机に向かう。今回のネタは「しまなみ海道」を訪ねたときのものにして、ガガンボン日記を再構成する方法をとる。まあ、HP読者には一度読んだ話になるけれど、どういう風にやり口を変えるかプロセスがわかって面白いかも知れない。僕も日記をつけるのは生まれてはじめての経験なので、普段の原稿にどう生かすかテストケースとしたい。デジカメの写真も編集部に送って、どういうアートワークになるか楽しみだ。夜になってベランダの遠くに江戸川花火大会らしき花火が小さく見える。




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