蚊の無駄にでかいやつであるガガンボ
(イラストは本文と関係ありません)
| 2000年7月分 | |||||||
| 第5週 | 7/23 | 7/24 | 7/25 | 7/26 | 7/27 | 7/28 | 7/29 |
| 第6週 | 7/30 | 7/31 | |||||
第5週
| 2000/07/23(日) |
| 14時開始、調布市民球場にてRedcaps vs
東京ボルメッツ。 僕は初めて行ったけれど、多摩川べりのなかなかいい球場。 30度を越す猛暑だったが、川の方から強い風がずっと吹いていて、砂ぼこりを我慢すれば案外しのぎやすい。 東京ボルメッツは僕の知るかぎり、最もよくまとまったソフトボール球団。今日も中盤までシーソーゲームだったが、4回裏2アウトから「マシンガン打線」的集中打でビッグイニングを作られてしまった。 今日、RCデビューを果たしたのは近澤(#25予定、放送作家)、小嶋(#51予定、チューバ奏者)、藤田(#2予定、キリン・ビバレッジ勤務)、佐藤(#49予定、雪印系牛乳店勤務)の4選手。試合後、すかいらーくではもちろん「スピード」回収騒動・藤田君と牛乳騒動・佐藤君に質問が集中。RCには元山一証券勤務も2名いるし、ベンチに世相が反映されるなあ。 昨日、善福寺川緑地公園大野球場にて、ベルガード(株)から永井(#33予定)、渡辺(#99予定)、品川(#1予定)の3選手がRCデビューしたことも併せて報告しておきたい。同じ会社から複数指名って何かFsのNTT関東組みたいだ。これであと補強のポイントは女子選手にしぼられることとなった。 |
| 2000/07/24(月) |
| 『古墳とヤマト政権』(白石太一郎・著、文春新書)を読んで前方後円墳の面白さをあらためて考える。最も有名な前方後円墳は御存知、堺市の仁徳天皇陵だが、ここ最近の研究では被葬者は仁徳天皇じゃないようだという説が有力らしい(本の中では「大仙陵古墳」という耳慣れない呼び方になっていた)。 国立歴史民俗学博物館教授・副館長の白石さんが「異常なまでに大規模な墳丘をもつ古墳」「度を超えた厚葬」と呼ぶ前方後円墳は、3世紀から7世紀頃という長い期間にわたって実は日本列島のあちこちに造営されている。ヤマト政権の本拠地であった奈良県や大阪府南部だけじゃないんである。 東北にも中国地方にも九州にも同様のものが存在する。関東では群馬県太田市に太田天神山古墳という、墳丘長210メートルというから相当巨大なのがあるらしく、いっぺんナビ子に連れてってもらいたいと思う私だ。 白石さんの本の面白さは、7世紀後半に出来上がった天皇を中心とする一元的な律令制古代国家の前段階として、全国各地の有力首長とヤマト政権の間に首長同盟と呼ぶべき関係が成立していて、葬礼の定型化が行われたんじゃないかと推理していくところだ。いわば前方後円墳を通して形成期古代国家の政治情勢を考えていく。 |
| 2000/07/25(火) |
| CAMPから井上陽水さんの新アルバム『GOLDEN
BAD』(FLCF-3800)が届く。ベスト盤に関しては去年、ミリオンセラーになった『GOLDEN
BEST』があるので、今回は裏『GOLDEN BEST』という感じのアンソロジーになった。 ヒット曲が一曲もない。それでも僕みたいなコアなファンにとっては嬉しい『My House』とか『野蛮な再会』、『ダメなメロン』、『夢寝見』、『全部GO』なんて曲が収められててバッチグー。ジャケットにわざわざ陽水さんがサインを入れてくれたので今日は特別にスキャナーで自慢しよう。 |

井上陽水直筆サイン、入札〆切は月末。(←ウソ)
| 2000/07/26(水) |
| 今日は色んな意味でダメな一日だった。 昨夜書きかけだった原稿の結びを書き上げてFAXしたのが昼過ぎ。それからもたもたして東京ドームにたどり着いたのは3時半廻ってたと思う。小雨模様だけどドーム球場ならカンケイない。 第71回都市対抗野球4日目、第2試合、川崎製鉄千葉(千葉市)×大阪ガス(大阪市)。ここ数年は文化放送の帰り道、空いてる第1試合の特別席(ネット裏)に陣どってたんだけど、今日は川鉄千葉の関係者のせいかやけに混んでる。 1500円のバルコニー席のチケットを買った。ここは普段Fs戦で「ジュニアスイート」と呼ばれてる、内野指定より一格上の席。1500円安い安い。 と思ったら都市対抗では応援団席の真上になるのであった。 めちゃめちゃうるさい。アンプつないだ生バンド、マイク通した応援リーダーの声直撃。例えてみるならカラオケボックスの真っ只中で野球見てるようなもんだ。その上、しょっちゅうハウリングが起こる。ドームの反響で音がひずむ。本当に本当に本当に耳が痛いのだ。頭がぼーっとなる。ティッシュで耳せんを作ってみたが、大した効果なし。ネット裏でもうるさいと思ったが、ここはマジ地獄だ。 東都リーグから1年目でいきなり主軸を任された川鉄の佐藤(日大)、久保田(東洋大)の打撃に期待したが、全然野球が頭に入って来ない。いくら何でも野球見せる環境じゃないんじゃないか。大阪ガスの山田投手が好投して6対1で勝ったが、ディティール全然覚えていない。頭ぼーっとなってたからなあ。 あと女性応援リーダー(マイクで「ゴーゴー」「カッセ」「ソレー」とか言う人)なんだけど、どこの代表もどこの会社も、何でああいう無自覚な、舌足らずな声なんだろう。何かみんな似てるんだよな。ひょっとして同じひとりの女があちこちの会社にハケンされて騒いで廻ってるんじゃないかと想像して怖くなる。 ふらふらの状態で東京ドームを出て、隣の文京シビックホールへ。ブロードウェイ・ミュージカル『RENT』の日本公演。これがダメだったんよー。トニー賞だピュリッツァー賞だじゃんじゃんもらってる作品なんだけど、俺に言わせりゃ甘ったれたどうでもいい話。歌はまあ聴けたけど、何か後半ムカムカ腹が立ってきた。ところがカーテンコール、スタンディングオベーションまで出る大ウケなんだよな。どういうことだ。とっとと帰る。 で、くたびれ果てて家へ着いたら『NAVI』の9月号が届いてて、隣の神足裕司のページ見たら、こないだの『Number』20周年パーティーのネタ。俺と一緒に撮った写真も載ってる。そうそう、あんとき神足さん写真撮ってたなと思って見てたら、何と江夏豊と写ってる写真があるんだ。ズッコケた。来てたんじゃん、江夏。じたばたしないで今日は早く寝ます。 |
| 2000/07/27(木) |
| 栃木県塩谷郡氏家町のホッケーファン、星野宏さんから今日付の『下野新聞』がFAXされてきた。「旗揚げから1年…」「日光バックス リンク外での『苦闘』続く」「進まぬ資金集め 練習拠点も失いチーム運営”黄信号”」と心配な見出しが並ぶ。 「バックスでは今シーズンのチーム運営資金を三億五千万円と試算した。昨季、大幅に減った選手給与のベースアップ分も含めた数字だが、現時点でスポンサー収入の確保見込みは約一億三千万円。ファンクラブ会費や入場料収入を含めても、少なくとも約一億円が不足する計算となる」 「不安材料は尽きない。昨シーズンは一億円ほどあった古河電工側からの援助が打ち切られ、十四日には古河電工リンクの閉鎖が正式に決定。さらに一連の食中毒騒動で、雪印アイスホッケー部が活動を自粛した。九月末開幕の日本リーグには参戦する予定だが、出場辞退した場合、日光シリーズの試合数は20試合から16試合に減少する。それは取りも直さず、チームの大きな柱である入場料収入に大きな打撃を受ける」 (『下野新聞』7・27朝刊より引用) Redcaps、新入団選手の藤田敦君(#2予定)から本が届く。『榛地和装本』(藤田三男・著、河出書房新社)。手にとってひっくり返ってしまった。藤田君は河出のベテラン編集者としてならし、「榛地和」の名で名装丁を手がけた藤田三男の息子だったのだ。三島由紀夫だ、江藤淳だ、石原慎太郎だ、丸谷才一だ、高橋和巳だ、横光利一だ、とんでもない名前が並ぶ。俺、日程知らせる電話したときにお父さんらしき人が出たけど、あの人、木挽社の設立者だ(!)。 |
| 2000/07/28(金) |
| NHK教育テレビで高校野球・茨城大会決勝(水戸市民球場)。 水戸商×常総学院という名門対決になった。今年の水戸商は強力打線が売り、投手力はやや弱いという評判だった。対する常総は接戦を勝ち抜いてきており、チームのムードは上々。 水戸商の先発、2年生の田中が立ち上がり四球を連発。心配で見ちゃいられないような状態だった。すかさず常総は2点先取。5回にも1点を追加。常総の先発、村上が丹念にコースをつき、強打の水戸商を沈黙させる。 ところがそれで終わらないのが高校野球。雨が激しくなった8回裏、水戸商が凄まじい集中打で5点をもぎとる。3対3の同点の場面で降雨一時中断&継投策と、めちゃめちゃ見応えのある攻防だった。雨は名演出家だ。勝ち越しの2点タイムりーを放った水戸商、6番石川は中断の間も鏡の前で集中を切らなかったらしい。 ところがそれで終わらないのが高校野球。9回表も2アウト満塁まで行ったんである。立ち上がりひどい出来だった田中は中盤から人が変わったように落ち着き、右打者のヒザ元へ落ちるカーブを有効に使っていた。そうは言っても9回は特別のイニングである。この回、2四球と又々、人が変わってしまって、一体どうなるんかと思った。試合終了はサード正面への強い当たりのゴロ、三塁手が止めてベースを踏んで5対3、水戸商2年連続10回めの甲子園が決まった。 夜は日本出版クラブ会館、「増田晶文さんの第1作を祝う会」に出席。山田五郎として知られる講談社の武田さんと久しぶりに会う。『果てなき渇望』(草思社)を出版した増田さんは先日、マラソンランナーを描いた作品で「第7回小学館ノンフィクション大賞」優秀作に選ばれ、ダブルの喜びとなった。山田五郎と一緒に壇上でスピーチ。 青島健太さんを見かけたので日光アイスバックスの話をする。『果てなき渇望』に登場したボディビルダーのパフォーマンスを見る。女性ビルダー、感動したな。あと、増田さんの昔からの友人、日本語ロックの「王様」が「ハイウェイスター」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」、それから「マッチョマン」を歌う。 |

王様と私。
| 帰り道、ふと思いついて日暮里へ寄る。明日からの北海道シリーズ、ついにFs、森本稀哲(#46)が一軍登録されるのだ。お祝いを言いに行ったらベルガード(株)の永井さんたちが既に肉焼いてて、その隣には友人の荻野君まで。何でみんないるんだとびっくり仰天。一同で森本さん御両親におめでとうを言う。 がんばれ、森本稀哲! |
| 2000/07/29(土) |
| 14時より調布市民球場にてRedcaps練習。 又々、30度を越す猛暑だったけど、太陽を浴びてカーッと汗かいてめちゃ気持ちいい。外野に下草が生えてて、草の匂いがするんだよな。小学校の頃、和歌山で夏休みの間じゅう野球やってたときと同じ夏の匂いだ。 その頃、島本講平の箕島高校が地元野球少年だった僕の誇りだったんだけど、夏の甲子園、確か2回戦で「東海大相模」と当たったんだね。「とうかいおおずもう」としか読めず、どんな巨漢揃いの高校かと思って、島本大丈夫かと心配した。 その東海大相模が神奈川大会で敗れ、春夏連覇の夢が消えたらしい。筑川はどんな想いでいるだろう。俺たちはちょうど同じ頃、昨夜見たフジTVのドラマ『最後のストライク・炎のストッパー津田恒美』の影響もあって「ここは市民球場じゃけぇ」「ホンマじゃ市民球場じゃ」「見んさいやホプキンスじゃ」等と無邪気に過ごしていた。 |
第6週
| 2000/07/30(日) |
| 13時開始で『男・高瀬塾』(於・浜町、サンサンチューリップ)。ジャーナリスト、高瀬毅さんの熱血社会派ライブトークに発案者として参加。一応、今日の役どころは「師範代」という名のインタビュアー。 サンサンチューリップの狭い2階に、50人くらいの人間がスシ詰め。皆、生真面目な高瀬さんの人柄を愛している。硬軟様々にわたる話題を、驚くなかれ8時間続けた。もう、6、7時間過ぎた頃は俺、胃の調子が悪くて吐きそう。あと何か顔の筋肉が痛いんだよな。笑いすぎたのか。 介護保険関連の取材をずっと続けている高瀬さんから、北海道の88才の男性が自由が欲しいといって家族のもとを離れ上京した話を聞く。初めての東京暮らしなんだそうだ。自然、自分の老後のイメージを語り合う。高瀬さんは生涯、現役として書き続けるという。僕はどういうじじいになるだろう。 『巨泉』という本がベストセラーになって、一般サラリーマンのアンケートでも人生の理想型が第一線から外国での「セミ・リタイア」生活に入った大橋巨泉なんだそうだ。僕は巨泉なかんじしか幸福のイメージが浮かばないこの国は問題だと思う。結局、巨泉しかないのか。そんなもんか。 ホントにくたびれたけど、面白いゲリラ・イベントだった。高瀬さんみたいな仕事してる人が、若者ではなくて好奇心あふれる社会人の客とああいう風に向き合うのは良いことだ。それもマスコミや代理店が関わってない手作りのイベントだということが大きい。 |
| 2000/07/31(月) |
| 13時、浅草ビューホテル・コーヒーラウンジにて日光アイスバックス高橋利行事業部長と打ち合わせ。イヤーガイド原稿以外にもボランティアで協力を申し出る。まあ、バックスの為ならひと肌脱がんと男がすたるでしょう。 「選手のグッズは売れないんですか?」と前から思ってたことを尋ねる。GK春名の背番号、ネーム入りジャージ、春名ペイントの応援フェース・マスク、人形、Tシャツetc。霧降アリーナで販売したら絶対人気を呼ぶ。そうしたらアマ規定の部分で難しいんだそうだ。 アマ規定といっても独立採算クラブチームは実態として限りなくプロ球団だと僕は思う。まあ、そうはいっても連盟がGOを出さないと実際問題、無理な話なんだろう。 球団経営は本当に大変らしい。だけど、不思議にバックスの関係者は皆、明るいんだよな。存続をかけてひとシーズン、ひとシーズンぎりぎりの戦いを続けるバックスをどうか応援してやって欲しい。そして、一度、日光でゲームを見て欲しい。絶対、俺の気持ちがわかるよ。 |