蚊の無駄にでかいやつであるガガンボ
(イラストは本文と関係ありません)
| 2000年7月分 | |||||||
| 第3週 | 7/9 | 7/10 | 7/11 | 7/12 | 7/13 | 7/14 | 7/15 |
第3週
| 2000/07/09(日) |
| 5時起きで伊豆・新天城ドームへ。 開閉式のソフトボール専用ドーム球場という、夢のような場所なんである。9時〜17時というでたらめに長い時間、その夢の球場を押さえてしまった。玉澤ミット&ベルガード・キャッチャーギアは今日デビューである。 対戦相手はダブルデイ・フィールド。メジャーリーグ通のチームで、2試合やって1勝1敗。どちらも競った好試合だった。ついでにエキシビジョンゲームを5回表裏までやって、くたくたに疲れる。 が、ダブルデイ・フィールドの主力は名古屋組で、それに東京組と大阪組が混じってる構成。あのくたくたになった後、東名で大阪帰る人がいるかと思うと頭が下がる。 そういえばミットやギアだけじゃなくて、きんまち君がRedcapsデビューを果たした。残念ながらノーヒット。第2試合で先発してもらえば緊張して四球連発。まだまだの男よのう。 |
| 2000/07/10(月) |
| 東京発15:56「のぞみ21号」で広島へ、そこから「こだま647号」に乗り替えて20:41徳山着。 今日は完全に移動日である。車中、『週刊宝石』書評の為に『果てなき渇望』(増田晶文・著、草思社)を読む。ホテルサンルート徳山にチェックインの後、街へ出て小料理屋でアコウダイやボラをいただく。いいですなあ。 しかし、地方に来ると普段の生活パターンをとるわけにいかないところが少々つらい。一応、対策はたてて来たが、サクッと眠らないとひと晩じゅう、シングルの部屋でうろうろしてなきゃならない。 おなかすいて冷蔵庫のミックスナッツ食ったりしてなあ。 ホテルサンルートは冷蔵庫は見当たらないけど、隣りがコンビニなのでちょっと安心。 |

新幹線徳山駅にて。えのきど山口県到着の図。
| 2000/07/11(火) |
| 9時から下松市、日立製作所・笠戸事業所の取材&見学。ここは大正6年、日本汽船の笠戸造船所としてスタートし、日立の笠戸工場になって鉄道車両をがんがん作ってきた、まあ、日本の基幹産業の本拠だ。蒸気機関車も新幹線もリニア実験車両も東京モノレールも、いや、もう外国の鉄道車両だってここで作ってる。一般客は見学できないから鉄道マニアは俺をめちゃうらやましがるだろう。 |

| 製作中のマックス。先頭部分がオープンされている大変珍しい写真。 |

| その先頭部分をのぞいてみると、何とこんなホーンがついていた! 案外、新幹線の先っちょってプリミティブかも知れない。 |
| 取材はFSWという、新しいアルミ接合技術に関して。日立の若い研究者、技術者の話が実に面白かった。詳しくは『ひたち』に執筆。 そういう面に暗いので全然知らなかったが、今、JR九州の作る鉄道車両が抜群に面白いらしい。JRはどこでも一緒かと思ったら大間違い。水戸岡鋭治氏率いるドーンデザイン研究所が独自のカラーを打ち出している。技術課主任の岩本さんに写真集をいただいて勉強になった。JR九州の車両ももちろん笠戸で手がけている。 取材を終えてタクシーでいったん徳山へ戻り、こだまで新尾道途中下車。結局フリータイムは広島県になりました。尾道は初めて。調子にのって今日もホテルサンルート尾道へチェックイン。とるものもとりあえず『転校生』で尾美としのりと小林聡美が入れ替わっちゃった御袖天満宮の階段を見物に行く。 |

| 『転校生』の階段に立つ。ひとりでゴロゴロ落っこちて頭から血流して「あら、あたしどうしちゃったのかしら」とオカマ言葉でしゃべってもつまらんよ。 |
| 歩いてみてわかったが尾道の、例の坂の路地はめちゃくちゃ迷う上にくたびれる。あれ、観光客、レンタバイク使わないと、全員、大汗かいて迷子になるな。 まあ、大汗はともかく迷子になるような感覚は面白かった。 町を散策して、晩ごはんはお好み焼き(大盛)。夜は『週刊宝石』の書評執筆と、今日のインタビューテープ起こし。 |

| 尾道路上観察シリーズ1。「高原」さんは「すぐ帰る」から絶対「駐車禁止」だと長年にわたって訴えている。 |

| 同2。乳母車はどうだろう。 |

| 同3。この水彩絵ハガキみたいな落としものは何の達成感を告げているのか。 |

| 同4。さすが土地柄、「栗原幼稚園」の「しまだなおひろ」くんは夢がでっかい。 |
| 2000/07/12(水) |
| 9時に起きてホテルで朝食をとった後、いったん新尾道駅へ。駅前でレンタカーを借りる。今日一日の相棒はマツダ・デミオ。さあ、白石一郎『海狼伝』の世界へ出発だ。俺、歴史小説のなかでも水軍、海賊衆が出てくるやつ大好きなんよ。塩飽衆とかねえ、松浦党、九鬼水軍とかねえ、たまらんす。 今回は今治まで芸予諸島を縫うように続く「しまなみ海道」で村上水軍の足跡をたどる。村上水軍は能島・来島・因島の三島に一族を配し、中世・瀬戸内海の制海権を握っていた「海の戦国大名」である。瀬戸内海を渡る船から通行税をとり、又、外国貿易、海賊行為も行ったろうから、とてつもない富を貯えていたと見られる。 「しまなみ海道」は能島・来島を通らない。何でかっていうとこの2つはめちゃめちゃ小さな島で、当時は全島海の要塞であったから。いや、城が一個、瀬戸内海に浮かんでるのを想像してもらいたい。すんげえでしょ。今は大金を投じて橋を渡すような島じゃないらしい。 だが因島には村上水軍城(青影城)が復元されているのだ。因島村上家の菩提寺・金蓮寺と共に水軍・海賊ファンは見逃せないスポット。資料館で舟の布陣を図示した兵法巻物や、大槍の先にギザギザついてて、敵をひっかけ海中に引きずり落としたりした「やがらもがら」の実物を見て大興奮。因島は青影城だけではなく、島のいたるところに海城が築かれ、武装していたようだ。 |

これが復元された水軍城だ。

| 金蓮寺、因島村上家歴代の墓。ただどれが誰の墓なのか分からなくなってるらしい。 |
| それから大三島、大山祇神社を訪ねたのも良かった。ここは海の神、武人の神としてすんごい有名なんである。平安時代の書道三蹟のひとり、藤原佐理の額はあるわ、頼朝だ、義経だ、護良親王だ、奉納の日本史オールスター。今、全国に残ってる武具甲冑の、国宝・重文の8割がここに集っている(!)。河野水軍からの奉納もでたらめに多い。あと有名な、大三島合戦の姫大将・鶴姫の胴丸もとうとう見れた。しびれるような紺色の胴丸。あー、女だてらに舟いくさだぜ。 |

| 大山祇神社でいただいたお守り。地に波の模様がついている。 |
| いくらなんでも今日は帰京しないと仕事にさしつかえるので、まったく波の立たない不思議な海をずっと眺めていた。あれだな、瀬戸内海は実感としては、海の向こうにいくつも山が連なっていて、それがどうも全部島らしい、という感じだな。少なくとも芸予諸島というところはそういう景色だった。 |

大三島から多々羅大橋を望む。向こう側が生口島。

全然波が立ってない。
| 2000/07/13(木) |

近所のスーパーで雪印ナチュレを購入。
| 2000/07/14(金) |
| 午後、オリンピック三ノ輪店にて買い物。 やっぱ大手スーパーには雪印商品置いてないなー。昨日、うちの近所で買ったナチュレ、最後の出荷品かもしれん。 乳製品の棚でチチヤス・ヨーグルトが目にとまる。そういえば今週歩いて廻った中国地方、チチヤスが強かったなあと思って、どこの会社かクレジットを見たら広島のメーカー。チチヤス、いい名前だなあ、乳安。 我が家のゴルフは今週からナビが導入された。別に僕は地図が読めるからいらんのだけど、奥さんがどうしても欲しいって自腹で買いやんの。最新のVICS対応のやつなんだけど、地図にオリンピック三ノ輪店が出てないんだよ。そんなことってある? 敷島、今日も負けて1勝5敗。どうしたのかなあ。今日は琴の若の右まわしをつかんだんで、こりゃいいぞと思って見てたんだけど、どうも元気がない。 久々に金曜日、『サードウォッチ』と『ER』を見る。『ER』はウィンブルドンのせいでずっとお休みだったからなあ。『サードウォッチ』の銃撃シーンを見てて思ったけど、要するにニューヨークの警官も救急隊員も、シカゴの緊急医療医も、やってもやってもきりがないところがミソなんだ。例えばシャーロック・ホームズやポワロは犯人をつかまえることが無駄かも知れないなんて思わずに済んだ筈だ。やってもやってもきりがないところで人間が頑張るドラマ。 |
| 2000/07/15(土) |
| 夏の高校野球予選が始まり、テレビ神奈川、テレビ埼玉、千葉テレビは昼間、県大会の生中継。あちこち見て一番クロスゲームだった千葉大会2回戦、千葉経大附×天羽の試合を見る。 これが実に高校野球らしい一戦で、天羽のサウスポー投手がスローカーブを混じえて巧みに格上の千葉経大附打線を封じ、9回表2アウトまで2対1でリードしていたんである。 あとひとりで番狂わせ。そうしたら2アウトからヒットと四球で満塁になってしまう。満塁で迎えるバッターは千葉経大附の4番。高校生は気持ちが顔に出て面白い。さっきまで攻めの投球が出来ていたサウスポー君の顔がこわばっている。得意のスローカーブで勝負に行くが、何とそれが押し出しの死球。2対2の同点。 そこで家を出る時間になってしまった。まあ、あれは千葉経大附の逆転勝ちだろう(翌日、朝刊で見たら5対2で千葉経大附の勝ち)。下北沢へ電車でGO! ドッグレッグスの北沢タウンホール興行「ラブ&フリーク」当日券購入の為。障害者プロレス「ドッグレッグス」は『無敵のハンディキャップ』『ラブ&フリーク』(共に北島行徳・著、文藝春秋・刊)で御存知の通り。一度見に行きたいと思っていた。 2500円の当日券を無事購入。本当に面白かった。プロレスの先祖帰りみたいな怪しさがある。ほとばしるような自己表現がまぶしい。新垣女社長とマチズモ神山の実況中継がツッコミ芸として成立している。 休憩時間、白夜書房の末井昭さん、カメラマンの神蔵美子さん、風俗ライターの大御所、島本なめだるま親方、それから映画監督の天願大介さんに逢う。さすがばったり出くわすメンバーも相当なものだ。 |