蚊の無駄にでかいやつであるガガンボ
(イラストは本文と関係ありません)
| 2000年6月 第1週分 | |||||
| 6/5 | 6/6 | 6/7 | 6/8 | 6/9 | 6/10 |
| 2000/06/05(月) |
| 午後1時、浅草ビューホテル・コーヒーラウンジにて産経新聞、田中氏の取材を受ける。内容は今秋、さいたまスーパーアリーナのこけら落としで行われるNHL開幕戦の見どころについて。まぁ、とにかくチェコ人のスーパースター、ヤロミール・ヤーガー(ピッツバーグ・ペンギンズ)でしょうという話になる。長野五輪でも男を上げたヤーガーは日本にも大勢のファンを持っている。しかし、アイスホッケーに関してコメントを求められたのは初めてだ。 で、取材を受けている最中に気づいたのだが、コーヒーラウンジの向こうの方に知った顔がいる。僕がいつもお世話になってる台東区小島の散髪屋「やる気MANMAN」のマスター、ムーミン佐藤さんと美人店員クロちゃんだ。 やるMAN床屋は文化放送の人気番組「吉田照美のやる気MANMAN」フリークがこうじてそういう店名になってしまった「文化放送御用達」を公言している店。クロちゃんは就職が決まってご両親から風俗に勤めたと勘違いされたそうだ。「やる気MANMAN」じゃねえ。 コーヒーラウンジにはその後、もうひとり店員の子が駆けつけてまったく月曜でお店休みだっていうのに、何やってるのか。何やってたのかは実は聞いたんだけど、ちょっと今は公表できないな。「絵に描いたような下町人情もの」&「悪い話じゃないですよ」とだけ言っておこう。 |
| 2000/06/06(火) |
| 昨夜、これを書き込んだのは6日午前3時頃でHPの開設時間は寝てたんだけど、皆、物凄い早起きだなぁ。管理人のごくうも朝から大車輪の働きをしてくれてる。 まぁ、ホント、HPなんて原稿料も出ないこと何故、世間の連中はやるんだろうとずっと思ってたので、ごくうがいなかったら絶対にこんなこと実現しなかったと思う。本当に有難い話だが、ルックス的にはピンクのモヒカンである。俺、自分がHPやるなんて思ってなかったけど、その管理人がピンクのモヒカンとは尚のこと思ってなかったですたい。 今日は原宿・文鳥堂書店の馬鹿店長ナカジマが知人のツテを使って千葉マリンスタジアムのVIPルームをとってくれた。 VIPはいいぞ。試合ぎりぎりに駆け込んでもVIP駐車場空けて待っててくれる。 球場ゲートからは係員がぴったりつきそって案内。で、ソファなんかがある部屋に通されると美人のお姉さんがウエルカムドリンクとオードブルを持ってきてくれるんだな。部屋にはモニターテレビやコードレスホンがあって、ワインリストでワインを選べたりするようになってる。 VIPルームで試合見るの4回めだと思うが、大富豪気分っていうのかな、球団オーナーとか、そういうスゴロク上がった感覚で「特製黒豚カツ御膳」(2500円)を味わい、日本ハム×ロッテを鑑賞した。 だけど、千葉マリンスタジアムって千葉市が経営してるんで、よーく見ていくと廊下が市営プールの脱衣所みたいに消毒液くさかったり、VIPルーム大したことないんだ。4回めともなるとだんだんアラが見えちゃって、あと、やっぱ横にモニターなんかあると、野球見てる気がしなくて、試合後半はレフトスタンド席へ移動して見てた。 そうしたらチーム一の小兵、奈良原が、スタンドインのホームランを放ち、俺は大変貴重なものを現場で見た気になった。奈良原のスタンドインのホームランってFsではもちろん初めて(ランニングホーマーはある)、確か西武時代にもどっか地方球場で一回やったっきりの筈。試合は8対2、建山完投勝利でFsウキウキの3連勝。見事、HP開設(ダミアンの日)を飾ってくれた。 で、東関道ウキウキ状態で帰ってきたらヒット数が1000件超えてたんでひっくり返った。俺は物凄い奴らの相手してるな。いや、どうも有難うですたい。 |
| 2000/06/07(水) |
| 昨夜は明け方近くまでヴァル・マクダーミド『殺しの四重奏』(集英社文庫)を読む。古本屋で百円くらいで買った「電車の友」なんだけど結末近くになるとどうしても止まらなくなって寝床でぐんぐん読んでしまう。ヴァル・マクダーミドはCWA(英国推理作家協会)最優秀長編賞、ゴールドダガー賞なんかをとってる人でさすがに読ませる。 僕は「電車の友」に関しては基本的に古本屋のワゴンのなかから選ぶ方針で、まぁ、単にケチなのかも知れないけど、おかげで気軽に全然知らない人の本に手が伸ばせる。だって『殺しの四重奏』、文庫なのに定価857円+税ですよ。これで面白くなかったら痛手でしょう。ジャンルは推理小説、時代小説が多く、感覚的にはレンタル屋でビデオ借りるのに近い。 ただ笑うのは例えば『殺しの四重奏』はサイコホラーの続きものの第2作なんだね。随所に前回の『殺しの儀式』に関する話が出てきて気になるし、最後まで読んだらどうもこの話は終わってなくて次の本に続いてるみたいなんだな。古本屋読書のここが苦しいところだ。続きものの2作目に当たってたかぁ。 普通、こういう場合、 1.大きな書店で定価で第1作と第3作を買う 2.マメに神保町などの古本屋ヘ足を運び、偶然、第1作と第3作を発見するのを待つ 3.何もしない と行動が分かれるところだろう。モノにもよるが、僕はもちろん3だ。前後を何となく想像して、それで終了。いいじゃん、別に『本の雑誌』でミステリ評の仕事してるわけじゃなし。その中途半端な出逢いを楽しむってことで。 今回、『殺しの四重奏』ではプロファイルというアメリカ的な技術がいかにイギリスで受け入れられづらい立場にあるかというニュアンスが面白かった。登場人物が色んな意味で田舎を嫌悪するんだけど、イギリスという田舎もそのなかには含まれてる。殺された女性刑事のコンピュータにアクセスしようとしてパスワードを色々試すんだけど、「ホームズ」「マープル」「ポワロ」の他に「スカーペッタ」や「レクター」もやってみるところが泣かせる。 何か続けてイギリスの小説が猛烈に読みたくなって、近くの台東区石浜図書館で『黒と青』(イアン・ランキン、ハヤカワミステリ)を借りて来る。わっはっは、これならシリーズ第1作だ。 |
| 2000/06/08(木) |
| …と思ったら読みだしてすぐ気づいたけどイアン・ランキン『黒と青』、前の話があるみたいなんだ。マジかよ、と「訳者あとがき」を見たらリーバス警部シリーズの第8作だって。 うわぁぁぁーっ、物凄ぇ中途半端ぁー。 ちょっとこれは問題である。よく考えてみたい事柄だ。どうだろう例えばの話、魅力的な女性と恋におちたとしよう。設定としては大人のロマンスだね。魅力的な女性っていうくらいだから色んな経験を重ねていて、つまり状態としては「第8作」だ。あるいは「第15作」とか。 これは深いな。自分がティーンネイジャーならともかく、なかなか「第1作」にはぶつかるまい。いや、「第1作」にぶつからないのが大人だ。それでいいんだ。 今のたとえはバージンかどうかみたいな下世話なアレに寄ってるので修正すると、生きてる人間で「第1作」からってことになると赤ん坊だろう、そんなもの相手にしたくないね。 つまり、ナンだ、俺たちは「過去も未来もある相手」とその都度バッタリ出くわしながら社会生活を送っている。「第8作」と一緒に仕事をしたり、メシ食ったり、大声で「西浦かっ飛ばせー!」なんて叫んだりして、そのつまり暮らしてるんだな。 いや、自分自身だって「第8作」だ。今さら、ああなってこうなってここまで至ったいきさつを一から説明すんのめんどくさい。 「第8作」と「第8作」が大声で「西浦かっ飛ばせー!」と叫んでる、それが千葉マリンスタジアムの現状だ。まぁ、今日は文化放送のナイター中継で伊藤の完投勝利を聞いてたんで、千葉マリンの「西浦かっ飛ばせー!」はあくまで推定だけどな。ただ西浦今季初スタメンで5の4、1ホームランなんだよ。 何が言いたいかというと、西浦早く今季第8号打てと、まだ1号じゃ「シリーズ第1作」だろうと、そういうことなんじゃあるまいか。 P.S.おとついの奈良原のHRは生涯4本目だって。 |

台東区石浜図書館で借りた『黒と青』を手に悔しがるえのきど。
| 2000/06/09(金) |
| このところリビングルームでは夜中、WOWWOWかテレビ東京がつけっぱなしになっていて、テニスの全仏オープンが映ってる。うちで一番人気ある大会だ。クレーコートの赤っぽい色彩がいいかんじだし、ラインズマンの服装(日によってカラーリングを変える)やお客さんのファッションがとび抜けてカッコいい。 今夜は男子の試合、クエルテン×フェレーロかなんかやっててあんまり見てないんだけど、昨夜、マルチナ・ヒンギスがやっぱり負けた試合はなかなか良かった。ヒンギスは四大大会で全仏だけ優勝してないんだね。いつ見ても結局、パワーヒッターに打ち負けてる。クレーコートは球足がおそいのでストローク力に自信持ってるスペシャリストが強い。今回、女子はコンチータ・マルチネスの優勝と見た。 マルチネスといえば惜しい試合で彼女に敗れた杉山愛に感じ入った。あの、いかにも筋トレしてますという、身体に力がありそうな、むちむちしたかんじが素晴らしい。ゲーム運びも拾って拾って拾いまくる、一番見ていて燃えるタイプだ。ちょっと前に見たのと比較して、明らかに腕を上げた。もう完全にトッププロのテニスだ。 今回の全仏はダブルスでマルチナ・ナブラチロワが復活したのと、あと男子、ロシアの無造作野郎、サフィンの豪快馬鹿テニスが楽しかった。サフィンはアナウンサー、解説者に「何を考えてこんなミスをしてしまうんでしょう」「さぁ、わかりませんね」とか大笑いされながらぐんぐん勝ち上がってきた。全仏の思い出でいうと10年以上前、ファイナルまで勝ち上がったアンリ・ルコントの無造作テニスを連想させるものがある。 |
| 2000/06/10(土) |
| 『NAVI』執筆の為、完徹状態で朝を迎え、9時すぎマンガ家の中山ラマダさんに電話、新座総合運動公園のコンディションを尋ねる。僕の所属するRedcapsとラマダさんの「屑」(クズ、いやそういうチーム名)でソフトボールの試合が組まれていたが、残念ながら雨天中止。まぁ、梅雨だからな。完徹でゲームに出なくてよいことになり爆睡、夕方4時に起きてNHKでグリーンスタジアム神戸のオリックス×日ハムを観戦。岩本3勝め、今季Fsは神戸で初勝利。 夜は大久保で行われた秘密集会に出席、ジャーナリストの高瀬毅氏と逢い、熱血社会派トークライブ『男・高瀬塾』への協力を申し出る。高瀬さんは以前、文化放送の番組に出演してもらってたけれど、10分くらいのコーナーで、本当の持ち味を生かせなかった反省がある。『男・高瀬塾』は何時間にもわたって延々やる方向。詳細はいずれ発表できるでしょう。 全仏女子はメアリー・ピアース(朝日新聞ではマリー・ピエルス)が初優勝。マルチネスしつこく喰い下がるも決定力に欠け、何かピアースが決めるかミスするかで試合が進行した印象。やっぱクレーコートでもライジングをハードヒットする時代なんだなと納得させられた。 |