
四回戦
| ゲスト対談者は文化放送アナウンサーの斉藤一美さんです。 |
| サイトーさんのメールを受けとってから数日の間にめまぐるしく色んなことが起きました。まず、V2ですよ。驚きます。何てしぶといチームになっちゃったのか。大体、僕ら優勝ってもんは「みすみす目の前で胴上げを見せつけられる」とか、「目に焼きつけて来季のバネにする」って距離感でしたから。凄いです。ホントに大したもんだ。 サイトーさんが実況を担当された9月28日「L×F」最終戦の勢いのまま、翌日、千葉マリンで胴上げです。僕は28日の試合、行かなかったのを後悔した。カブレラに満塁弾食らって、直後に逆転ですよね。あのとき、僕はヘッドホンをつけて隅田川べりをウォーキング中でしたが、途中で座り込んじゃった。実況も大迫力でした。岩本勉が次第に浮かれて行き、「♪レンダ(連打)、レンダ…」を歌ったとこも笑った。 知人の文芸評論会・佐藤清文氏が「匿名性の意志」とメールに書いてよこしたんですが、ホントにベンチが一丸となり、チームバッティングを積み重ねる様子は圧倒的でした。去年と違ってひとりの新庄も小笠原もいない。チームひとりひとりが、ただのファイターズという美しさ。 オンエアでサイトーさんが面白いこと言ってたなぁ。「ライオンズは気がつくと打のチームになっている」。打力の足りないチーム事情からするとうらやましい面もあるけれど、僕は「ビッグバン打線」のファイターズを連想しました。いつからライオンズは「投手王国」の姿を失ったのか。 で、今日、高校生ドラフトですよ。中田翔の交渉権が獲れた。そんなうまく行っていいのかと思うくらいです。ダルビッシュと中田翔が北海道へ移転して何年って間に入ってくる。田中幸雄と入れかわるように主砲候補が入ってくる。戦力のベース部分は鎌ヶ谷からの供給だけど、ダルビッシュ、中田級の獲得はチームにスケール感をもたらす。 V2で充分、前代未聞なのにこれからがもっと楽しみになってきた。いやー、びっくりですよ。どうなっちゃうのかなぁ。まぁ、アレですね、08年シーズンはGMも監督も主軸打者も変わる(?)、新しい時代ですね。まだポストヒルマンのチーム編成は見えて来ない。たぶん打力面のテコ入れはあるでしょう。だけど、僕は今年のファイターズが好きだなぁ。ホントにいいチームになった。 えのきどいちろう |
| チャンピオンフラッグとドラフトの大収穫・・あーあ、いーですねぇ、ファイターズファンは。のびのびと我が世の春を謳歌しているようで、とてもうらやましいです。 新監督と目されている梨田さんなら、チョイ悪キャラのダル&翔を上手く操縦しそうな感じもしませんか?来年もハムは面白そうですね。 さて、僕の実況に「大迫力」を感じて下さったのであれば、目の前の試合がよっぽど面白かったからだと思います。あのビビッドな逆転劇から中10日。 おとといは久々の“登板日”でして、クライマックスシリーズ第1ステージ・ロッテ×ソフトバンク第2戦の実況を担当しました。2回終了時点でホークスが6−1と大量リードの展開だったにもかかわらず、CMの間に解説のツカやん(元西武・大塚光二さん)と『やっぱりプレーオフは面白いねぇ〜』としみじみ語り合うほど味わい深いゲームだったんですよ。安定感抜群の小林宏之が、よりによって得意のホームで早々に自滅するなんて予想不可能!王手をかけた試合でガチガチに緊張する、ポーカーフェースのコバヒロ・・・やっぱりありえないですね。 「同じ打順のバッターの差」も顕著でした。例えば、1番打者。初回のホークスは、川アが8球粘って中前打。裏のロッテは西岡剛(何かTSUYOSHIって言う表記に違和感があるので、あえてフルネーム)が初球を捕邪飛。結果、この回だけでスコアが2−0。トップの出塁がどれだけチームに勢いをもたらすかという話です。 もう一つは、3番打者の差。同列に論じること自体気の毒ですが、松中と竹原です。“チームの顔”は2安打3打点。片や“左投右打の大砲候補”はノーヒット、かつ内容が悪すぎました。2回裏、ロッテが1点返してなお1死二・三塁。ホークスの内野は定位置です。ゴロさえ打てば1点が入るのに、竹原ったら初球の難しい球をフルスイングして犠飛にもならない右飛ッスよ。6−2にしておけば、マリンの空気も変わるだろうに1点どまり。日刊スポーツの観戦記で、ファイターズの白井ヘッドコーチが『うちの選手ならしっかり状況判断し、結果を残してくれたでしょう』と語っていました。何て手前ミソ!と思いつつ、だから今年のハムは強かったんだもんな・・と妙に納得です。で、松中。直前の2回表にボテボテのセカンドゴロを放ち、渋く1打点。ベンチに戻りながら自らに拍手する元・三冠王に、ポストシーズンの醍醐味を見ました。 元南海ホークスの三塁手・藤原満さん(九州朝日放送解説者)が、第3戦の試合前『短期決戦に前の日の流れは関係ないな。その日その日でブツ切れやぞ』と話して下さった通り、結局第1ステージは○●○でロッテ。昨日の録画再生か?と疑いたくなるほど、1回表の先頭打者として8球目を中前打した川アを、2番・本多が第2戦と全く同じようにバントで送っていたら、パリーグ相手に負け知らずの成瀬はどうなっていたのでしょうか(この日は捕飛)?札幌も、こういった「ベースボール的機微」が満載の毎日なんでしょうね。 マリンスタジアムの熱狂度は、’98の18連敗を目の当たりにした者として言わせていただくと、もはや“奇跡”というレベルに達した感じがします。おととしの快進撃の時よりさらにファンが増えた(ように思う)から、やっぱりタダモノではありません。渡辺俊介の言う通り、彼らは『れっきとした戦力』だけに、第2ステージの舞台がマリンじゃなくて良かったですね。 実戦から遠ざかっているのは気がかりではありますが、札幌ドームを大いなる味方につけた王者に怖いもんなしのイケイケ集団が挑むなんて、最高の顔合わせです! 斉藤一美 |