今までの
第一回戦
| 第一回戦のゲスト対談者は『子どもプラス』(雲母書房)編集者の平野勝敏さんです。 |
| 平野様 9回までやっと来ましたねえ。 長いことやってるなあ。思えば(僕は全然知らなかったことですが)この企画がスタートした頃、平野さんはお父さんを亡くされて元気なかったそうですね。去年の秋は共通の知人も亡くなったし、つまり、アレですか長いことやってると色んなことが起きるわけですかねえ。 「田村奈津子さんはどうしてるかなあ」と、たまに考えることがあります。どうしてるも何も亡くなったんだからどうもしてないだろうと思うんだけど、ふいにそういうことを思う。いや、死後の世界とか天国とかそういう話じゃないんですよ。あいつ、どうしてんのかなあ、達者かなあ、と習慣のように思うんですよ。 どうも僕はバカみたいなところがあって、田村さんはベルギーとかギリシャとか、そういうところへ急に勉強だか仕事だかで行ってしまって最近会えないんだと思ってるような気がします。大体、お葬式のとき、ひつぎに眠る田村さんに心の中で声かけたんだけど、「おつかれさん…、頑張れよ」と、何か励まして送りだしてんだもんなあ。向こうでも頑張れって。成田空港のお見送りじゃないんだからなあ。 心のどこかで「あいつのことだから向こうでも元気いっぱい何かしでかしてんだろ」と信じて疑ってない自分がいる。いや、これはいつか死んだときに自分もそういう風に思ってもらいたいってことかなあ。あんまりしょっちゅう顔を合わせてないけど、心がつながってるというか、仕事ぶりやなんかを信頼している友達っていますよね。そんな感覚だなあ。 平野さんとは長きにわたってあれこれメールのやりとりができてよかったです。身体に気をつけて、元気だして行きましょう。僕ら面白い時代に面白い仕事につけたと思いますよ。あと、うちの奥さんには、今やってる連載で『子どもプラス』が一番面白いと好評です。これからも頑張りますのでよろしくお願いします。 えのきどいちろう |
| えのきどいちろう様 お返事が遅くなりました。 ようやく最終回です。 この2年は、個人的にはいろいろありました。おっしゃるとおりえのきどさんから「Eメール対談しませんか?」とご連絡いただいたときは、父が亡くなったばかりでした。なんか虚脱状態で、いかんなあと思いつつも、仕事もなにも手につかず、毎日ボーッとしてました。ですから、お誘いをいただいて救われた気持ちがしたんです。 生活のリズムが戻るかな、と。 この2年の間に血縁、友人、知人、ずいぶん僕に近しい人が亡くなりました。片方の手では数えきれない人数です。こんなことをいうのは不謹慎なのですが、もう喪服はしばらく着たくないです、ホント。 でも、歳をとるってこういうことなのかしら、としみじみ考えたりします。亡くなった人たちとはもう会えないけれど、僕の中には生きていて、なにかの拍子に浮かび上がってくるというのかな、ふと思い出すというのか、今までになかった感情を持つようになったものですから。バタバタとあわただしく日々を送っている中で、ちょっと立ち止まることをおぼえたような気がします。少しはおとなになったのだろうか。 最終回なのにくらい話題になってしまいました。 いやはや、全9回のオモテウラで2年近くもかかりましたね。悪しき前例をつくっちゃったんじゃないかと反省してます。 ともあれ、ありがとうございました。 これからもいい本を作りましょうね。どうぞよろしくお願いします。 「子どもプラス」 平野勝敏 |
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